学校種: 高等学校(中高一貫校の高等部を含む)

養護教諭経験年数: 6-10年

エピソードの概要: エピペンを所持している高校1年男子生徒。原因食品は不明ですが、果汁の入ったお菓子を食べた後、部活で20分ほどランニングをしていた際、顔がパンパンに腫れた状態になり、保健室へ来室しました。呼吸は安定していて、別の生徒と一緒に自分で歩いて来ました。
お家の方に連絡をして、すぐに病院へ受診するようお迎えを依頼し、同時に、エピペンをいつでも打てるように、いつも入れてある鞄を別生徒に持ってこさせました。
しかしエピペンを確認をしたところ、鞄の中で誤作動をおこしてしまったのか、すでに打ち終わった状態になり、打てない状態になっていました。
幸いにも呼吸は安定していたので、その後保護者と病院へ受診することができました。
もっとひどい状態だったら…と思うと本当に恐くなります。しっかりした生徒で、部活で遠征にもよく行く活発な生徒で、自分で管理できていると過信していたのかもしれません。

事例からの学び: 生徒の事は信頼しつつも、定期的(今は月1回)に一緒にエピペンの保管状況や日付、使い方等を確認したり、保護者や顧問の先生等、複数の眼で確認していくことが大切だと感じました。

背景要因: 指導・対応, 情報管理